全館空調とは?知っておくべきポイントをご紹介!/Web住宅展示場
2021/02/24
ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、今注目されている「全館空調」についてご紹介したいと思います。
後悔しない家づくりのために、全館空調について知っておくべきポイントを押さえておきましょう。
全館空調とは
全館空調とは1台の空調設備で住宅全体を24時間換気したり、
冷暖房で室温を調整できる空調システムのことです。
従来の各部屋にエアコンを設置する個別空調とは違い、
全館空調では一括で管理することができます。
一口に全館空調といってもその冷暖方式は様々です。
冷暖方式
1.天井吹き出し型…天井内にダクトを設置し、天井の吹き出し口がら冷暖気を送る方法です。
2.壁パネル型…壁に大型の冷暖房パネルを設置し、パネルからの熱で冷暖房する方法です。
3.壁掛けエアコン型…1台のエアコンの力を利用して、送風ファンを設けて各部屋を冷暖房します。
4.床下冷暖房型…床下で蓄熱した冷暖気をダクトを経由して送風し、家全体を冷暖します。
全館空調のメリット
全館空調を導入することでのメリットをご紹介いたします。
1年を通して家中の温度を均一に保つ
1.
全館空調では、家族が集まるリビングルームやダイニングルームだけではなく、
トイレや洗面所まで空調が行き届いているので
快適に過ごすことができます。また、他の部屋との温度差をなくすことによって、
ヒートショックや、夏場の熱中症対策にも効果的です。
ヒートショックとは、急な温度変化によって血圧が急激に変動し、脳梗塞や、心筋梗塞を引き起こす現象のことです。
清浄な空気環境が保てる
2.
全館空調の特徴として「第1種換気システム」を使用しているメーカー様がほとんどです。
第1種換気システムでは、温度はそのままに、
汚れた空気と綺麗な空気のみを入れ替えることができるので、
シックハウスなどのリスクを軽減できます。
間取りの自由度が高まる
3.
従来の個別空調では、部屋ごとにエアコンを設置するため、
部屋を間切り、冷暖房効率を高める必要がありました。
そのため、間取りがある程度制限されることもあったのですが
全館空調ではエアコンの台数や場所にとらわれる必要がなく、
大きな吹き抜けを取り入れやすくなります。
また、室外機も部屋ごとに設置しなくて良いので、住宅の外観もスタイリッシュに仕上がります。
全館空調のデメリット
では、全館空調を導入するにあたってのデメリットも確認しておきましょう。
導入費用とランニングコストが高い
1.
導入費用
以前よりは安くなってきているとはいえ、設置にはそれなりの設備費用がかかります。
40坪4LDK住宅を例に、全館空調を導入する場合、
導入費用は総額およそ120万円〜200万円が目安として考えられます。
価格の幅は、制御システムの複雑さ、配管の複雑さ、
部屋数などによって変動するので参考までにしてください。
ランニングコスト
個別空調の場合は人がいない部屋のエアコンはオフにできますが、
全館空調だとその部屋に人がいなくてもつきっぱなしということになります。
万が一、本体が故障してしまうと家全体の空調が止まってしまいます。
そうならないためにも定期的なメンテナンスが必要になります。
メーカーによって変わりますが、年間で1万円程費用がかかります。
部屋ごとの温度調節ができない
2.
全館空調は住宅全体を夏は涼しく、冬は暖かく
できるだけ快適に過ごせる範囲に収まるようにするのが特徴です。
1つの部屋だけを涼しくしたいというのは不可能になります。
改善策としては、1階と2階にそれぞれ導入し、温度を切り替えるという方法があります。
最後に
ここまで、全館空調に関してメリットやデメリットをお話しました。
一口に全館空調といっても、価格や方式は様々です。
ご自身のライフスタイルや、こだわりによって、空調を選んでくださいね
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