地震対策で安心の住まいへ!3つの工法をご紹介/Web住宅展示場
2021/02/19
地震に強い家を建てる
ブログをご覧いただきありがとうございます。
注文住宅をお考えのお客様に「制震装置が標準だと嬉しい」「耐震等級3は欲しい」というような、地震に強い家づくりを希望されるご相談者様が増えています。
今回は、地震に強い住まいを建てるために「耐震」「免震」「制震」の3つについてお話しいたします!
耐震・免震・制震について
一言に地震対策といっても色々な方法があり、それらは異なる構造で地震の揺れに対応しており、その効果やコストも様々です。
それぞれのメリットやデメリットについて解説いたします
耐震
ー揺れに耐えるー
耐震構造とは、その名の通り、地震に「耐える」構造です。柱や梁を太くしたり、体力壁を増やすといった方法で、建物全体の倒壊を防ぎます。
揺れに耐えることが目的なので、揺れを軽減する効果はありません。
したがって、家具の転倒に備えた対策などが必要になります。
地震が繰り返し起こった場合、ダメージが蓄積されて倒壊する可能性もあります。
制震
ー揺れを吸収するー
制震構造とは、建物の要所に設置された制震装置が揺れを吸収する構造です。
揺れによって建物が変形した際、制震装置も一緒に変形することで地震のエネルギーをを受け流します。
耐震に比べ、コストは高くなりますが、建物の揺れを抑え、建物の損傷や変形が軽減されるため、繰り返しの地震にも有効です。
高さのある建物で特に効果を発揮し、2階以上では揺れを2割〜5割軽減できるとされています。
免震
ー揺れを伝えないー
免震とは地盤と建物の間に免震装置を入れ、建物と地盤を絶縁することで地震エネルギーを直接建物に伝わらないようにする技術です。
制震構造よりも揺れが伝わりにくく、7割〜8割揺れをカットできると言われています。
大きな地震に対しとても有効な構造のため、人気のある工法です。
建物と地盤が離れているので、津波や台風といった自然現象には弱い構造です。
コストが3つの工法の中で最も高く、制震構造の4倍ほどと言われています。
定期的にメンテナンスを行う必要があるので、維持費も考慮して検討しなければいけません。
最後に
今回は3つの地震対策についてお話しました。
工法によって効果に差がありますが、その分コストも大きく違います。
土地の基盤や建物の高さによって総合的に判断するのがベストです。
自分や大切な家族を守るために、しっかり地震対策は検討しましょう!
オンライン相談では、地震対策についてもしっかりとお話しします!
お客様にとってベストな選択ができるようにサポートいたします。