注文住宅の「階段」後悔ポイントをご紹介!/Web住宅展示場
2022/02/16
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本日は注文住宅・戸建てのなかでも「階段」についてのお話です。
階段は毎日上り下りするものです。安全性ももちろん必要ですし、デザイン性も大切です。
そんな家の中でも重要な「階段」、実際に家を建てられた方の後悔しているポイントをご紹介したいと思います!
後悔ポイントを知って、ぜひあなたの家づくりにお役立てください◎
階段の後悔❶「階段の形」
階段の形は大きく分けて4種類あります。順にご紹介していきます。
1つ目はまっすぐな「直階段」です。
踊り場がない、まっすぐな階段のことを指します。
真っ直ぐな「直階段」は省スペースであるため、注文住宅でもよく採用される階段の形です。
直階段を選んだ人の後悔ポイントは、足を滑らせたときに一番上から一番下まで落下してしまうという危険がある、ということです。
小さいお子さんや高齢の方がいらっしゃると余計に心配ですよね。
直階段を選ぶ場合は、落下の危険性が高いことをよく考慮して、滑り止めなどの対策や階段の上部と下部とベビーゲートがつけられるようにしておくなど対策をしておくと安心ですね。
2つ目の階段の形は「かね折れ階段」です。
かね折れ階段とは階段の途中で一度折れる形・L字型の階段です。
3つ目の階段の形は「折り返し階段」で、コの字型に折れ曲がる階段です。
2つ目、3つ目の「かね折れ階段」「折り返し階段」で多い後悔ポイントは、曲がるところ・踊り場の形です。
踊り場の形には2種類あり、三角形と四角形とがあります。
後悔が多いのは下の写真のような三角形の階段です。
三角形の踊り場、なぜ危険なのか?というと、、
人間は近道が好きですから、ついつい階段の曲がり角の内側を歩いてしまいます。
そうすると三角形の鋭角の部分に足をのせることになり、足がはみ出し、踏み外してしまう恐れが高くなるのです。
四角形の踊り場では内側も外側も踏板の幅が変わらないので安全なのですね。
三角形の踊り場になる場合は、上の写真のように手すりは必ず外側に設置するようにし、踏板の幅が広い部分を通るように誘導すると安心です。
4つ目の階段は「らせん階段」です。
住宅に採用されるのは少数派ですが、採用すれば家の中でオブジェのように存在感のある階段になりそうですね。
らせん階段の後悔ポイントとしては、2階への大型家具や家電の搬入が難しくなることが挙げられます。
2階リビングの場合は冷蔵庫の搬入が難しいという例もあります。階段以外の搬入経路(2階の窓からクレーンで搬入など)を確保しておきましょう。
階段の後悔❷「踏み面と蹴上げ」
階段の後悔、2つ目は階段の「踏み面」と「蹴上」です。
まず、「踏み面」とは階段の足をのせる板のことです。
この幅が狭すぎた…という後悔がよくあります。間取りが出来上がった時に階段の踏み面の幅まで確認していなかった…という後悔です。
踏み面の幅と自分の足の大きさを比較するとどれくらい足がはみ出るのかがわかるので考えやすいですよ◎
「蹴上」は階段の一段一段の高さのことを言います。一段が思っていたよりも高く、階段が危険だと感じる後悔があります。
階段の踏み面や蹴上には建築基準法で定められた寸法があります。
ただ、決められた最低寸法では足がはみ出し、一段が高く、上りやすい安全な階段とは言い難い階段となってしまいます。
たくさんの人が上り下りする駅など公共施設の階段では、「踏み面30㎝」「蹴上15㎝」となっている場合が多いので、この数字を参考にしてみてください。
ただ、上りやすく緩やかな階段にすればするほど、家の中で階段が占める面積が大きくなります。また費用も高くなります。
全体的な間取りとのバランスも考慮しながら、安全な寸法を探っていきましょう。
階段の後悔➌「手すりのデザイン」
階段には手すりを付けるのが一般的ですが、その手すりのデザインが「想像していたのとは違うかった!」と後悔される方が多いようです。
住宅会社によりますが、多くの住宅会社で標準仕様となっているのが下の写真のような手すり。
手すりの部分の色は決められたけど、金具の色が決められなかった(聞かれなかった)!
金具の存在感がこんなにあるとは知らなかった!
というような声がよく聞かれます。
家全体の生活感や無駄をなくし、すっきりとまとめたい!と思っているのに、この手すりがついてしまっては確かになかなかの存在感ですよね。
造作で木の手すりやアイアンの手すりを取り付けたり、標準仕様の範囲内でもシンプルな手すりを選ぶことが可能な住宅会社もあるので、気になる方はぜひ自分から確認してみてくださいね。
階段の後悔❹「巾木のデザイン」
「巾木」はばきとは、壁と床の間に取り付けられる板のようなもののことを言います。
皆さんのお家にもついているはずです。
床と壁の隙間をふさいだり、掃除機などの衝撃から壁を守るなどの役割があります。
この巾木、階段にもつけらる場合があり「階段巾木」と呼ばれます。
階段巾木の施工には大きく分けて2種類あり、カクカクと階段の段に合わせて施工する方法と「ササラ巾木」と呼ばれる階段専用の巾木を使い斜めに施工する方法があります。
また、階段巾木を取り付けない、という選択もあります。
どちらの施工法が優れている、というわけではないのですが見た目の印象が大きく変わるので、ササラ巾木が取り付けられると思っていたらカクカクに巾木がついていた…となると後悔ポイントになる例が多くあります。
どちらの方法で施工されるのか、巾木の色はどうするのか、必ず施工前に確認しておきましょう。
本日のまとめ
本日は階段の後悔ポイントの例として、
❶階段の形・踊り場の形
❷階段の踏み面と蹴上げ
➌階段の手すりのデザイン
❹階段の巾木のデザイン
をご紹介しました。
階段では、図面ではわからなかった!思っていたデザインと違うかった!というような後悔が多いように思います。
階段の幅や一段の高さなど、図面の段階では小さなことですが、日々生活をする上では重要なことです。ぜひ細部までチェックしておきましょう。
また、デザインは口頭で説明すると思い違いが必ず発生するものです。しっかりと画像を見せて自分の理想を伝えるようにしましょう。
そして、上棟後もちょこちょこ現場に足を運び、自分の理想通りに工事が進められているか確認しておきましょう。
早い段階でミスに気づけば、やり直しが可能なことも多いです。
理想通りのマイホームを叶えるために、このブログが参考になれば幸いです◎
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