「団体信用生命保険」を解説!/Web住宅展示場
2021/08/31
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本日は「団体信用生命保険」について解説したいと思います!
住宅ローンを組む方、必見です◎!
団体信用生命保険とは?
団体信用生命保険とは?
住宅ローン契約者が死亡もしくは高度障害等になった場合に、残りのローンを肩代わりしてくれるという住宅ローン専用の生命保険です。
略して「団信」と呼ばれることが多く、聞いたことがある方も多いのでは?
この「団信」のシステムがあることから、住宅購入の理由として、「自分にもしものことがあった場合に家だけでも家族に残したい。」とお話しされる方もいらっしゃいます。
ではなぜこのようなシステムがあるのでしょうか?
住宅ローンは30年、35年と長い期間返済していくものですよね。考えたくないことではありますが、住宅ローンの返済者に万が一のことが起こったら…病気になって働けなくなったら…家族はどうなるでしょうか?
そのまま住宅ローンの月々の返済をこなしていくことが可能でしょうか?
なかなか難しいですよね。小さいお子様がいれば尚更です。
団信に入っていないと、万が一という悲しみの中、住み慣れた家までも手放すことを考えなくてはならないのです。
そんな事態を避けるのが「団体信用生命保険」というわけです。
団体信用生命保険の仕組み
次に団体信用生命保険の仕組みについて見ていきましょう。
団体信用生命保険に加入していると、ローン契約者に万が一のことが起こった場合、保険会社から金融機関へ住宅ローンの残高が全額支払われる仕組みになっています。
金融機関は万が一のことがあっても、確実に回収できるわけです。
そのため、フラット35など一部の住宅ローンを除いて多くの場合で団体信用生命保険への加入が住宅ローン借入の条件となっています。
そして、注意したいのがここ!
団体信用生命保険と言いながら、支払いは「保険料」という形ではなく、月々の住宅ローン支払いの金利に上乗せされて支払うケースが多いのです。
金利の上乗せは金融機関によって様々です。
また団信が発生する要件も様々です。
死亡の場合だけでなく、三大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)で特定の状況になった場合にも住宅ローンが完済される、三大疾病特約付団体信用生命保険や三大疾病に加えて、糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性膵炎・慢性腎臓病になった時も団信が発生するという内容のものもあります。
上乗せ額、団信が発生する要件は住宅ローンを組む金融機関を決める時の重要なポイントです。
金利や事務手数料などと併せてよく比較検討しましょう。
団信に入ったら…
団体信用生命保険についておわかりいただけましたでしょうか?
次に団信に入ったら気をつけたいポイントをご紹介します!
先ほどもお話ししましたが、団信の保険料は金利に上乗せという形で支払います。
そのために団信に入ったにもかかわらず、あまり「保険に加入した」という意識がない方がいらっしゃいます。
すると、どういうことが起きるか?
既に加入している民間の保険と重なる部分が発生してしまい、無駄な保険料を支払っているかもしれないのです!
例えば住宅購入前に、民間の生命保険で住居費も含めた額の保険金を設定したとします。そのまま団信にも加入すると、団信で住宅ローンは消えるから、保障が重複してしまっていますよね。
余分な保険料を支払っているという状況になるのです。
こんなことにならないために、住宅ローンを組む、家を購入するときは必ず、加入中の保険をよく見直しましょう。
団信に入れない場合も
団信に加入するためには、一般の保険と同じく健康状態や病歴などを申告しなくてはなりません。
その結果、既往歴などで団信への加入が認められない場合があります。
追加で診断書を提出すれば通った、など判断の基準は金融機関によって様々ですが、団信へ入れないとなるとその金融機関での住宅ローンの借入も不可能となります。
そんな時は一般の団信よりも加入条件が緩和された「ワイド団信」や、団信への加入が必要ない「フラット35」などの住宅ローンを検討してみましょう。
ただ、どちらの場合も金利は一般的な団信に加入する場合よりも高く設定されていることが多いです。
頭金を入れる、など借入額を下げる方法はないか検討してみましょう。
おわりに
本日は団体信用生命保険について解説しました。
おわかりいただけましたでしょうか?
住宅購入後、万が一を助けてくれる大切なシステムですね。
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