自然を感じる!「パッシブデザイン」とは?/Web住宅展示場
2021/05/05
Web住宅展示場ブログをご覧くださりありがとうございます!このブログでは家づくりの流れや豆知識、業界情報など、家づくりのお役立ち情報を日々発信しています。あなたの家づくりにぜひご活用ください。
また、Web住宅展示場は大阪を拠点に全国にある住宅展示場の写真や動画をWeb上で見られるサービスを展開中です。
外出しにくいこのご時世、ぜひご活用いただければと思います。
さて、本日ご紹介するのは
「パッシブデザイン」!
聞いたことはありますか?あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、パッシブデザインとはこれからの家づくりで重要になってくるキーワードです。
ぜひ知っておいてください◎!
「パッシブデザイン」とは?
パッシブデザインとは?
太陽の光や熱、風など自然のエネルギーを家を快適に保つために利用する手法のことをいいます。
またその自然界の法則、例えば
◾︎暖かい空気は下から上へ移動する
◾︎冷たい空気は上から下へ移動する
◾︎太陽の角度は季節によって変化する
などを有効活用することで、できる限り機械に頼らず省エネルギーに快適な住まいを叶えようという考え方です。
とはいえ、昨今の厳しい日本の暑さ・寒さではエアコンの力が必須なのが現状ですが…
でもできる限り自然のエネルギーを有効活用し、省エネな家を目指すことは重要なことですよね。
パッシブデザインの手法
では次に実際のパッシブデザインの手法を見ていきましょう。簡単に取り入れられる手法もありますよ◎
①通風、風の利用
春や秋など気候の良い季節に、窓を開けて風の流れを感じるのはとても気持ちのいいものですよね。
そんな通風をよくするためにパッシブデザインでは窓の配置がこだわられます。
ポイントは2つ
・2つの窓の高低差をつける
・対角線上に窓を設ける
最初にもお話しした通り、暖かい空気は上へ・冷たい空気は下へという自然な空気の流れがあります。
この動きを利用して、暖かい空気を上部の窓から排出することができれば、暑くなりだした6月ごろまでは窓を開けていれば快適◎という期間を伸ばすことができます。
窓の高低差を大きくつけるためには吹き抜けに窓を設けるのがぴったりです。
各居室については、吹き抜けほどダイナミックな風の流れを生み出すことは難しいですが、個室のドアに通風のためのスリットが入ったものを選び、廊下に高窓などを配置することで空気の流れを作ることができます。
②太陽光の利用
太陽光は夏場は暑く遮りたいものですが、冬場は室内を明るく暖めてくれるためぜひ室内に取り込みたいものです。こんな季節によって変わる太陽光を調整してくれるのが「軒」です。
この手法は古くから日本の建築に取り入れられてきました。
軒を出すことで、角度の高い夏場の太陽光は遮り、角度の低い冬場の太陽光は室内へ取り込むことが出来るのです。
最適な軒の角度や長さは、一軒一軒違います。
土地の向きや周辺の建物との関係をよく考慮して検討しましょう。
建物のバランスなどで軒を出すことが難しい場合は、必要に応じて引き出せるシェードなども活用しましょう。
また、夏と冬の太陽を調整するのに「落葉樹」も良い仕事をしてくれます。
落葉樹は夏場は葉を茂らせ、冬場には葉を落とします。
そのため、夏場には葉を茂らせ日光を遮り、冬場は葉を落として日光を室内に取り込むことができます。
窓の近くの植栽で検討してみましょう。
おわりに
自然のエネルギーを活用し、暮らしを快適にするパッシブデザイン。おわかりいただけましたでしょうか?
エコ、省エネが当たり前となったこの時代に改めて活用したい手法ですね。
パッシブデザインを取り入れ、省エネな家が出来れば家計も助かるところが嬉しいポイントですね。
もちろん、このパッシブデザインを最大限に発揮させるためにはその土台となる家の断熱性や気密性が重要になってくることもお忘れなく。
あなたの家づくりのお役に立てば幸いです。
Web住宅展示場はあなたの家づくりを応援しています!
◾︎家づくり何から始めればいいの?
◾︎家計に負担のない予算を教えて!
◾︎住宅会社、どこがいいの?
などなど注文住宅、家づくりのお困りごとはなんでもご相談くださいませ。
ご相談は全てWebで行うことも可能です!
また、Web住宅展示場は各住宅会社からのサポートで運営されており、ご相談者様から費用をいただくことは一切ありませんのでご安心ください。
お問い合わせお待ちしております♪